簿記初め
簿記ってのは、日々お金の移動を帳簿につけることらしい。
で、なんで、帳簿にお金の移動をつけなきゃならないのかと言うと、《毎年1回、利益や財産を明らかにする必要があるから》らしい。
で、なんで、利益や財産を明らかにしなきゃならないのかと言うと、《会社の状況を取引先に伝えたり、税金を計算するのに必要があるから》らしい。
なるほど。
で
この毎年1回やらなきゃいけない、利益や財産を明らかにすることを「決算」、その一年間を「会計期間」と言う。
決算日には、日々記録してきた帳簿をもとに「財務諸表」を作って利益や財産を明らかにする。この手続きを「決算手続き」と言う。
ふーん。
で
突然でてきたけど、この「財務諸表」があると、会社の状況が分かって、取引先が取引に応じてくれたり、銀行がお金を貸してくれたりするらしい。
帳簿があるから作れる財務諸表
そーなってくると、日々の帳簿付けってしっかりしなきゃならない気がしてきますね。
何か活動するにはやっぱりお金が必要だし、協力者を得るにも信頼おける会社だと数字でアピールする必要が出てくると。決算を迎えていない初年度は?という疑問を抱きつつつ・・・「財務諸表」ってどんなもんなか見てみましょう。
なにやら、《利益を明らかにするもの》と、《財産を明らかにするもの》の2つがあって、前者を「損益計算書」、後者を「貸借対照表」と言うらしい。どーでも良いですが、なんで、「書」と「表」なんでしょうね。
ま、ひとまず見てみましょう。
では、 損益計算書から。
収益 | |
費用 |
左側には、《何にいくらお金を使って(費用)》、右側には、《どこからいくらお金が入ってきたのか(収益)》を書くと、利益(費用と収益の差額)が分かると。
損益計算書は、英語では、Profit and Loss Statement と言うので「P/L」と略すらしいです。
では、貸借対照表はというと。
資産 | 負債 |
純資産 |
左側には、「資産」、右側には、「負債」と「純資産」を書くと、左右の合計金額がビッタシ一致するらしいです。
英語では、Balance Sheet と言うので「B/S」と略すらしいです。
さらっと出てきましたが「資産」「負債」「純資産」「費用」「収益」を簿記の5要素と言うらしいです。
そして、簿記というのは、会社の日々の活動をこの5つの要素に当てはめて考えていくだけで、会社の真実の姿を記録できる、頗るシンプルで強力なツールなのだそうです。
今説明した「損益計算書(P/L)」と「貸借対照表(B/S)」を一つにしてしまったものがあり、「試算表」というそうです。英語では Trial Blanceなので、「T/B」と略すらしいです。
資産 | 負債 |
純資産 | |
収益 | |
費用 |
これは純資産の中身が「資本金」+「利益」だからのようです。
これなら「損益計算書」と「貸借対照表」の2つに分けて考えなくてもよさそうですね。
ということで、
今回のまとめ
「決算」で「財務諸表」を作らなきゃいけなくて、財務諸表には「損益計算書」と「貸借対照表」の2つがあること(これらは「試算表」として一つにもできること)が分かりました。そして、簿記の5つの要素に「資産」「負債」「純資産」「費用」「収益」があることが分かりました。
次は、帳簿のつけ方
財務諸表がだいたいどんなものなのかは分かった気がします。日々のお金の移動を「資産」「負債」「純資産」「費用」「収益」の5つの要素に分けて考えると先に言いましたが、どう記録したらよいのでしょうか?
「勘定科目」とか「仕訳」とかの話しが始まるようです。
参考書籍
この記事を書く上で参考にした書籍とページは以下の通りです。
書名 | 参照先 | |
---|---|---|
第1章 簿記の基礎 | p1-4 | |
1コマ イントロダクション 2コマ B/S、P/L 3コマ 基本用語の解説 |
p1-21 |